銀のキス

原作が児童書ということで驚いたが、確かに内容が道徳的であった。
昼にはVitaチームを、夜にはAnimaチームを観劇。
山本と曽世演じるサイモン@ドラキュラが主演ではあるが、彼は、母を殺した弟を殺すために、時代を超えて弟を追いかけているような設定である。孤独なイメージのあるドラキュラとはかなり違い、かなり人間くさいドラキュラである。山本@サイモンはいつものように変な肢体の動きが気になり見ていられないほど。感情をあらわにして演じる曽世@サイモンは苦しみが痛々しいほど伝わってきた。彼の代表作になるのではないだろうか?
ゾーイは役柄的に、そして年齢的に舟見よりも松本が子供らしく演じていた。母親に会えない理由を理解できずに、そして、父親に対しての反抗などが、上手く表現されていた。舟見は何だか全て知った上で行動しているような子供にしか見えない。
この二役だけでもサイモン@曽世とゾーイ@松本で観てみたかった…。プログラム上は誤植ではあるが、この二人が並んでいた。これは製作者側も意図があってした間違いなのではないか!?