エリザベート・イン・コンサート

待ちに待った公演です。5月にウィーンに行ってLukas君の舞台を観たときには考えられなかった来日。夢のような4日間の始まりです!
一部はトーク、二部がコンサート、という情報がチケットゲット後に発表されて、ちょっとがっかりはしたものの、Lukas君のトークが聞けるのも楽しみだわ、と期待しての会場入り。
さて、一部がスタート。発売されているDVD(Lukasがルドルフではない!)の映像を用いた英語バージョンの宣伝フィルムが流れ、司会の小藤田千栄子さんが登場。トークゲストは、宝塚OGの姿月あさと大鳥れい初風緑、美々杏里と、ウィーンからリーヴァイ氏、Mayaさん、Mateさん、そしてLukas君。最初が宝塚OGだけのトーク。これがつまらない。というよりか、あまりのエリザベート(宝塚も東宝も、そしてウィーンも)フリークなので、そんなこと知ってるわよ!ってことが多くって。中で、爆笑を誘った部分、感心した部分などを抜粋。Lukas君は前日の制作発表と同じく、顎と口に無精髭を生やしていました。ロミオ像がどんどん崩れていく…と思ったけど、笑顔は可愛くて、いつものLukas君だ!


姿月…(Lukas君が)日本語を覚えくださって日本語でデュエットするので、乞うご期待。
小藤田…あなたがドイツ語を覚えるというのは?(ここで爆笑)
姿月…ドイツにお呼びがかかったら、あるかな?


(ドイツじゃなくてオーストリーでしょ?と軽く突っ込みながら聞いてました。)

姿月…音楽を作るのに何年かかりましたか?
リーヴァイ氏…4年半。


姿月…ミルクのシーンの8章節後からティンパニーが入ります。トートの心臓の音だと思っている。正解でしょうか?
リーヴァイ氏…パーフェクト!


ウィーン主演組が加わってのトークもスタート。
いきなり、Mateさんが手を挙げて質問。


Mateさん…トートなら宝塚に出演できるか?
姿月…ありじゃないですかぁ?どうでしょう?ルドルフはだめなんです。男の子はだめなんです。


小藤田…3人の良い所は?
リーヴァイ氏…Mayaは自然体で演じている。子供が遊んでいるかのよう。すばらしい力を持っていて1000回以上も演じている。Mateはハンガリー出身。テンペラメント(感情の起伏の激しい)の力を持っている。ロックンロールの歌手です。Lukasは壊れやすい性格のルドルフを理想的に演じている。ベストのルドルフです。
Lukas君…(通訳に対して)そんなにたくさん言ってなかったはず。(爆笑)


初風…フランツ・ヨーゼフを歌うことについて?
Lukas君…エリザベートのCDを学校への車の中で聴いていた(ここ質問との答えが合ってない!通訳頑張れ!)…等々。


(へぇ〜通学には車だったのね。それよりも初演の1992年はまだ12歳なのね…。)


美々…エリザベートの一生を演じる信念?(美々自身が年齢の高い役を演じることが多かったことに絡めて)
Mayaさん…子供に戻ろうとすると6歳になってしまう危険性がある。エリザベートの、気持ちに率直なところ、人を理解する力、理想主義的なことを演じるように努め、声は高くした。そして、エリザベートは年を重ねるにしたがって心を病んでいった。それにあわせて心が硬くなって、声も硬くなっていくように、声を暗くした。60歳以上のときは、まだ40歳なので難しい。私の秘密をばらしちゃった。(笑)


(結構、実年齢が若くて驚きました。一緒に舞台にいる宝塚OGら(大鳥除き)とそんなに変わらないではないですか!日本人って得だわ。)


Mateさん…日本人の歌の伝統は?文化的な意味は?
小藤田…この100年は西欧の文化を取り入れ、多彩な音楽を取り入れた。それが今の裾野になっている。(質問と答えが合っているようであっていない)


ここで突然姿月が割ってはいる。
姿月…(Lukas君が)綺麗。睫も金髪よ。話が聞けない。


まぁ、この姿月の話で一部が終わったという感じ。このトークだけだったら金払わないぞ〜!とクレームも出したいほど。


第二部は、舞台上にオーケストラとコーラス。で、指揮はリーヴァイ氏。


プログラム
M1 プロローグ<トート:Mate>
M2 愛と死の輪舞<トート:姿月>
…これは東京ではMateがハンガリー語版で歌います。
M3 嵐も怖くない<エリザベート:Maya、フランツ:Lukas> 
M4 最後のダンス<トート:Mate>
M5 私だけに<エリザベート:Maya>
M6 闇が広がる
M7 私だけに(リプライズ)<エリザベート:Maya、トート:Mate、フランツ:Lukas>
M8 キッチュ
M9 私が踊るとき<エリザベート:Maya、トート:Mate>
M10 闇が広がる(リプライズ)<トート:姿月、ルドルフ:Lukas>
…これは東京ではMateが歌います。
M11 僕はママの鏡だから<エリザベート:Maya、ルドルフ:Lukas>
M12 夜のボート<エリザベート:Maya、フランツ:Lukas>
M13 エピローグ<エリザベート:Maya、トート:Mate>
M14 カーテンコール


一言、梅田まで遠征してコンサートを聴きに来た甲斐があった!梅田ではLukas君ファンはお得です。だって、ルドルフだけだと思っていたら、フランツもなんですもの。声が高いのと若いのとで、Mayaさんと合っていたかどうかは別として…。それに姿月さんとのデュエットでは日本語も披露。一路真輝の「DIVA2004」でUwe氏が日本語歌詞で歌ったときより、非常に流暢な日本語でした。途中、何に感動したのか勝手に涙が流れてしまいました。ここはウィーンじゃないのに、ウィーンまで行ってないのに、この3人に会えるなんて!これで本公演を見ちゃったりしたら、失神しちゃうかも!?


今日の楽屋出
楽屋口から3人が出てきて、サイン、握手、ツーショット写真に応じてくれました。最初は短時間で!なんて係の人に言われていたけど、結局待っていたファン全員と。3人とも上着を着てなくて寒そうだった…。特にLukas君はシャツの胸元が開いていて…。