セレブの資格

ノエル・カワード作の翻訳芝居。初見の若尾文子さん主演です。ミュージカルでないのに、愛華みれ峰さを理小林十市、縄田晋、秋山エリサという、踊れるキャストを揃えてる。若尾さんはこの稽古中に足を傷めたとかで、動きがぎこちない。なので、余計に他の踊れるキャストらの動きが美しく見えて、主演が目立たないほど小さくなっていた。喜劇なのに、主演にドタバタ感が全くないので、これは笑っていい場面?と考えてしまうことが何度かあった。また、若尾さんを初めて観たので今回だけなのかは分からないのだが、滑舌が非常に悪い。コメディなんですから語尾まではっきり台詞を伝えてもらわないと。その点でも他のキャストのほうがずっと聴き取りやすかった。愛華みれはストレートプレイ、それもコメディだと、彼女の欠点がカバーされてて良い感じ。この路線ですすめて欲しい。間違っても歌が重要な役はしないでね。