レ・ミゼラブル&日本初演20周年記念日特別カーテンコール


帝劇に戻っての「レ・ミゼラブル」。日生劇場のほうが臨場感があって良かった…でも仕方ない。これから何回かは帝劇に通わねば。それにしてもパンフレット赤と青の2冊。2冊で3500円!?一冊にまとめてよ〜!これから写真入も出回るわけよね。そしたら、きっと2000円になるでしょ?パンフレットだけで5500円!?じゃあ買わなければ良いじゃん!って言われるけど、今までの観劇人生で買わなかったパンフレットが一冊とないのだ。もちろんパンフレットがない公演は別。この何だか知らないけど自分の中の頑なまでの意地が…。
まず、カテコの感想から。一般の二十歳の子を舞台に乗せて、ハッピーバースデイを祝う企画。しかも素人にコメントまで。会場はしらけてたよ。東宝ももっとましなイベント考えてくれなきゃ。二十歳で活躍してる俳優を呼ぶとかさ。野口五郎斉藤由貴の初演のマリウスとコゼットも舞台に。斉藤由貴は2階の上手サブセンター1列目。センターよりの通路側に座ってた。センターにいたジョン・ケアードに連れて行かれて舞台に上がってた。彼女自身も予測してなかったのか?一般人よりも普段着な格好。見ていて可哀想なくらい…。コメントを求められて「努力しても評価されない…」ようなことを話していたが、彼女だから認められなかったんじゃないの?と突っ込みたくなった。それに比べて野口五郎のコメントは良かった。「アンサンブルの皆さん、頑張ってるけどまだまだ。もっと…何か…です」と。実は私もアンサンブルが弱くて、ジャベールも歌えなくて、あ〜あ、とうとう「レ・ミゼ」もこんなにレベルが落ちたのね…と残念に思っていたのだ。
さて、本舞台の話に戻って…
バルジャン@別所
初!別所だったが、調子悪く…というか、いつもなのかな?声が全然出ていない。芝居台詞のように歌うのは、バルジャン役では勘弁。
ジャベール@鹿賀
初日あたりは台詞カミカミで酷かったと2ちゃんねるに書き込みが。「ジキル&ハイド」が5月27日まで名古屋で公演。それからのお稽古参加で十分に稽古できていなかったのか?で、心配しての観劇だったが、全く問題はなかった。やはり彼はジャベール役者だわ。
アンジョルラス@岡
前回のスペシャルでの喉の不調。それ以来トラウマ状態だったアンジョルラスの高音。今日は出るかな?大丈夫かな?と勝手に心配しちゃう癖が付いてしまったが、ちゃんと声が出ていて安心。やっぱり彼はアンジョルラスのほうが良い、と再確認。ただ、アンサンブルの中にはもう馴染めないオーラが見えてる。
ファンテーヌ@岩崎
全然声が出てなくて心配してオペラグラスをのぞく。ずっと泣いていたよう。20周年記念日で感極まったのか?
テナルディエ@斉藤
可もなく不可もなく。彼の声でテナルディエは私に刷り込まれているので、その通りだ。
マダムテナルディエ@阿知波
ウィーンミュージカルに続投して、かなり歌えるようになっていた。芝居も良いし、すっかりミュージカル女優になってる。
コゼット@富田
歌下手すぎる〜!キー外れっぱなし!かつて早見優がコゼットだったとき、高音はほとんど歌っていないことがあったが、歌えないなら、そのほうがよっぽど他のキャストに迷惑を掛けないのに。無理して歌って、マリウスも可哀想。
エポニーヌ@知念
知念節もコゼットに比べてエポニーヌなら気にならないものだ。
マリウス@藤岡
顔が良ければ良いのに…もったいない。(それだけか!?)

ここでアンサンブルで気になった人を。

フイイ@松原
自慢の高音が使える役ではあるけど、彼は優しいテノール声を出す人。役とあってないような…。
ファクトリーガール@藤咲
音楽座時代から観ていた彼女。綺麗なソプラノのままではこの役は無理よ。しかも娼婦マドレーヌも演じるのだから、もっと地声の強い人でなきゃ。
ガブローシュ…これは役者に関してではなく、歌の変更に関して。あのカウントする歌は何?まるで自分の死をカウントしているみたい。改悪だよ。
指揮の若林氏。もっと練習して欲しい。全然キャストにあわせてない!キャストが歌い辛そうだ。