The Light in the Piazza ライト・イン・ザ・ピアッツァ

千秋楽公演に行って来ました。トニー賞のパフォーマンスを見て、ダビデ像が気になってしょうがなかったんですが、日本の舞台にはシルエットしかありませんでした。その程度の情報で、トニー賞を受賞した作品だったので気になっていて観ることになりました。ストーリーは最後がしっくり来ません。障害を隠したままクララを嫁に出すなんて。それで本当にクララは幸せになれるのだろうか?と先のことを心配してしまう。
島田歌穂さん、新妻聖子ちゃん、シルビア・グラブさん、寿ひづるさんの女優陣はソプラノの難解な音階の歌を丁寧に歌ってました。鈴木綜馬さんの声はイタリア語は分かりませんが落ち着いていて良かったです。
そして、今回が初の小西遼生君。マリウスでの地雷説を聞いていただけにどんなものかハラハラドキドキでした。声量はなくても、キーを外さずに歌えていたようです。が、歌詞を間違えていても初見じゃ気付かないし、芝居は変な日本語を使うイタリア人だからギクシャクした動きも芝居なのかどうか分からない。今回、彼はラッキーな舞台を選んだということになるのではないかしら?
そして、ミュージカルでは「天使は瞳を閉じて」以来の大高洋夫さん。陽気なイタリア男を日本男児で演じてました。歌も踊りも第三舞台風で…。
この会場には涼紫央さんの姿が。大劇場公演中のMate Kamaras(マテ・カマラス)のコンサートでも会ったが、今日は、昨日千秋楽を迎えたばかりで。前者は後日のバウホールでのトークショーのからみでの観劇でもあったろうが、今までも彼女との劇場遭遇率が高い。舞台が本当に好きなのだろう。