ルドルフ ザ・ラスト・キス
やはり、宝塚の「うたかたの恋」を観すぎているせいで、この「ルドルフ」は全く違った印象。
マリー@笹本玲奈が全然可愛い女の子ではない!彼女にとったら初恋のはず。何だか計算高くて、令嬢には程遠く…。頬紅も赤過ぎて気になり。あれでは、娼婦と言われても仕方がない。
ルドルフ@井上芳雄はそれなりに見えたけど、軍服姿が「アンナ・カレーニナ」のアレクセイとダブって…。 行動からしてアレクセイに似てるところも…。
音楽もワイルドホーンらしい曲だが、私はあまり好きでじゃない。「ジキルとハイド」みたいに難しすぎて。これから聴き続ければしっくり来るかもしれないが。
ターフェ首相@岡幸二郎が良い役を演じていて悪役を堪能。フランツも彼が動かしていた…ということは、裏の主役だ。彼がルドルフを殺したようなものだ。
なぜフランツに壤晴彦をキャスティングしたのか?綺麗な声で歌う俳優さん、「エリザベート」のフランツ、鈴木綜馬さんや石川禅さんでも良かったのに。本物のフランツはあんなにスタイル悪くないぞ!
もったいないキャストのエドワード@新納慎也。出番あれだけ!?他の役で舞台に出させてあげて〜!
キャスト一人ひとりは豪華なのに、帝劇ミュージカルであんなに席が空いてるのも珍しい。この芝居をプロデュースしたことがそもそも問題ありだわ。
岡さん以外で「ルドルフ」の良い所が見つからない。