エリザベート
3人の歌えないメインキャストの出演の公演。12月にチケットを取っていたが、どうしてもはやく観たくなり行って来ました。
エリザベート＠朝海ひかる
想像以上に歌えていた。地声が男役のままで強く、ファルセットになると急に弱くなってしまい、違いがはっきり。特に「わ（は）〜！」とその音だけをファルセットで高音で伸ばすシーンが何回かあるが、はっきり言葉が聞えないし、さらに、それまでの地声から裏声になると声色が変わってしまって気になって気になって。でも、音を外したり、高音が出ないわけではないので、ストレス度は高くはなかったか。ビジュアルは涼風真世より良い。何より綺麗、若い、白いドレスが映える。涼風と一路真輝は怒り肩で、首が短く見え、ドレスが似合わない肩なのに対して、朝海はなで肩でドレスが綺麗に着こなせている。
トート＠武田真治
すごい！ＳＥの技術！マイクの音量は大きく、エコーがガンガン。でも、音を外さなかったんでそれも効果的に働いて。彼の初演の頃に比べてすっごい成長！音声さんの技術が…ってこともあるけど。
ルドルフ＠伊礼彼方
2幕で彼が出て来て、そのビジュアルだけは格好良くて、軍服も似合ってて、オペラグラスが離せなくなった。歌い始めて数回の声の裏返りも許せちゃうほど。ただ、高音が出ない…。Lukas君が好きな私にはトートとルドルフの♪闇が広がる♪で高音が出ないなんてありえない！あれでは喉を傷めるのではないかと思わせるような発声。今までのテノールの井上、浦井、パクよりか音域は低めなのか？
この3人の歌ダメダメダメトリオ。ビジュアルが良いだけにもったいない。もし、もう一度観に行くことがあっても彼らは選ばない…と決めた。
何度も観ているはずの東宝版エリザベート。フランツ＠石川禅ちゃんは初かも？それか印象に残っていないのか？こんなに綺麗に歌ってくれているのに…。ミュージカル「ＭＡ」でのルイが強烈だっただけに、ようやく払拭することができた。
今日の公演。井上芳雄君が来ていたような。2幕の開演前ギリギリに客席に戻って来たのが彼に見えたのだけが。今の新演出のエリザベートをどう思っているのだろう？改良点と改悪点とがあるよな。
