ラ・カージュ・オ・フォール

アルバンの市村正親。彼の役ではこの役が一番好き。97年に初めて観たとき、彼は絶対にゲイだと思っていた。あの科を作る仕草があまりに自然で。
岡田真澄さんしか想像できないジョルジュ。今回、市村正親の要請で鹿賀丈史が登板。彼のジョルジュは、岡田とは全然雰囲気が違いますが、市村とのラブラブ度が高く、可愛らしくジョルジュを演じていた。岡田真澄にもっと朗々と歌って欲しいと思っていたが、鹿賀は全然その要素がなく、とにかく軽い印象だった。
ジャン・ミッシェルの山崎育三郎。歌が良いですね。あ!芝居も。二幕最後のジャンの告白。アルバンの気持ちになって涙が溢れてしまった。97年から観ているが、初の歌えるジャンだった。西川忠志、吉野圭吾と観ているが、残念ながら何を歌っているのか分からなかった。
アンヌの島谷ひとみには驚いた。この役はくるくる回ることだけが命なのに、それができない!よたってる!歌も声が細いし、芝居も下手。もう彼女にはミュージカルには出て欲しくない。
ジャクリーヌに香寿たつき。97年の沢たまきとは全然違った印象。でも、こんな可愛らしい役でも良いのよね。歌も上手!歌える…ってミュージカル俳優で当たり前のことなのに、何で歌えない人が多いんだろう?
ずっとダンドン夫人の森公美子バナナダイエットをしたとか…?全然分からないわ。でも、彼女が痩せてしまったら魅力がなくなってしまうわ。
今回の再演。市村ザザのフィナーレとなっているのが残念。この市村、鹿賀のコンビでの上演は成功でしょう。


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