維新回天・竜馬伝!−硬派・坂本竜馬Ⅲ−/ザ・クラシック〜I LOVE CHOPIN〜

「維新回天・竜馬伝!」
花組真矢みきが演じた竜馬が頭に残っているので、貴城けいが演じる竜馬がしっくりこない。それに芝居が急展開して1時間半にするには脚本の練り直しが必要だったのではないだろうか?
こういったコメディ作品でトップをするにはかしげ(貴城)は無理がある。二番手でならまだ良かったのだが、トップでコメディをするというのは、場の雰囲気にあわせたアドリブが必要であり、それも他のキャストの邪魔にならないように気を使わなくてはならないのだ。それでも思う存分芝居を楽しんでいるように客席に見せなければなない。ここのところが当時の真矢みきよりも下手なのである。七帆ひかるのことは東京公演で…。

「ザ・クラシック」
題材にしたショパンを含めて曲目やエピソードや良いのだが、場面場面がどれも最後が拍子抜けしてしまう。もっとラストにドラマティックな展開が欲しい。
「夢のあと」はフランスミュージカル「ロミオ&ジュリエット」のパクリ?色の敵対が一緒です。これもラストの展開が悪い。