ミュージカル・ロマン『バレンシアの熱い花』/コズミック・フェスティバル『宙 FANTASISTA!!』

初日観劇。ご贔屓の七帆ひかるが大劇場公演中に病気のため休演となり、今日が、復帰第一日目。この目で元気なのを確認するためにチケットをゲット。主演お披露目、初日、ではあったが、S席16列を6000円でオークションで落札。新トップ大和悠河で客が呼べるのか心配に…。
お芝居は1976年の月組初演の公演の再演。当時のトップは榛名由梨。ななっペ(七帆ひかる)の役は泥棒、ドン・ファン・カルデロ。初演にはなかったサイドストーリーが新たに書き加わり、ちょっと役得。鈴鹿照演じるホルヘが実は父親であって、現領主から前領主の暗殺の手配を命じられ、出世と賞金のために引き受けていた。それを知った息子であるドン・ファンは家を出てしまう。そして、息子への侘びのつもり…と、現領主の暗殺を導くのだ。この芝居は復習の話だが、古臭いストーリーだなぁ…と思いつつ、結構引き込まれた。柴田先生の作品って宝塚的で、それでいて華美でなく、結構好きかも。
今回の主演コンビ、大和悠河陽月華。どちらもヴィジュアルは秀でている。陽月はダンスも。それが…声、歌が悪い。ななっぺを観るためにも通いたいのだが、お二人がいる限りやっぱりつらい。大和は成長も見られたし、陽月にいたっては、歌が極端に少ない。それでもやっぱり、二人のデュエットでは気分が悪くなり、耳を塞がずにはいられなかった。
この日に行って良かったことが。岡幸二郎さんも6列センターでご観劇。前は良く宝塚公演で見かけた彼も忙しくなったのかご無沙汰だった。最近になって、宝塚を観ているようだ。
東京宝塚劇場での宙組初日のこの日、東京国際フォーラムでは、元宙組トップスター和央ようかの、同じく元宙組娘役の花總まりとのコンサート「NEW YOKA」が初日を迎えた。日程が宙組公演と重なり、宙組生徒はこのコンサートに行くことができない。…和央は何を考えているのだろうか?もう宝塚とは縁を切りたいということか?