宮廷女官 チャングムの誓い

脚本が良く出来ていました。あの大作を3時間にまとめてしまうとは思ってもいなかったので、かなり感動です。もちろんドラマ「大長今」を見ていない人には分からない部分も多かったとは思いますが…。ミョンイが亡くなって、チャングムが女官となり、医女となり、最後、ミン・ジョンホと明国へ…というストーリー。チュンジョン王は亡くなりません。公式サイトを見ると、〜韓国MBC・PMC制作の韓国ミュージカル「大長今」より〜となっていましたから、日本の脚本家が全て作ったわけではないようです。一幕、ハン尚君がチャングムをミョンイの子供だと知る場面、ドラマの映像も浮かんで、涙が出てしまいました。
問題は波乃久里子。ミョンイとハン尚君を演じたため、ハン尚君が亡くなった後に白い衣装で出てくると、ミョンイなのかハン尚君なのか台詞が出ないと分からなかった。ミョンイ役をちゃんと立てれば良かったのに。彼女は舞台を観るだびに思うのだが、滑舌が悪く、台詞が一本調子で、芝居が下手。何でこんなに活躍しているのか不思議…?
貴城けいがグミョン。立ち姿が美しく、気高い感じが滲み出てました。ドラマと違って、何と!好きなミン・ジョンホをかばって死ぬ…という演出あり。一番の驚き、
そして、一番良かったのが、ヨンシン女官長の駒澤由衣さん。元劇団四季の女優さんで、ドラマでも女官長のお声を担当してます。とにかく台詞が心地よく響き、芝居も上手かった。ドラマでヨンシンを演じているパク・ジョンスさんとどことなくお顔も似ているような…。
とにかく格好良いミン・ジョンホ役の山口馬木也さん。芝居が上手いなぁ…と良く観たら元花組の珠まゆらさん。他にも初めて観るキャストが多かったお芝居でした。