初春歌舞伎公演「通し狂言 小町村芝居正月」

ちらしに作品のあらすじと配役が載っています。しかも、ラストの展開までもご丁寧に掲載されてます。今年の観劇初めは来週の宝塚…の予定だったのですが、3日のNHKでの当公演の生中継を観て、案の定の中途半端な放送に、絶対に劇場で観なくっちゃ!って気持ちになり、当日夜終了のオークションに手を出してしまいました。
開幕前にロビーで獅子舞が披露されてました。獅子舞は明日の7日までだそう。もう一つのお楽しみ、新春の手拭いまきは千秋楽まで毎日行うそうです。
さて、私の菊様。…とファンぶっていても、2007年は一度も観劇してないのだ。この公演では大活躍。小女郎狐です。まるで義経千本桜のような井手達。軽やかな狐になっていました。義経千本桜「川連法眼館」も観てみたいです。
そして、最近のお気に入りの松也君。惟仁親王という王子様。高貴な雰囲気が醸し出されて…。う〜ん、美しい。でも、女形も観たかった…。次の機会に…。
もう一人、数年前から気にはなっていた梅枝君。今回はお姫様。時蔵パパに似て色っぽい女形に成長している。台詞も聞き取りやすく、口跡もきれい。
松也君と梅枝君が並んで座っている大詰め。これからはこの二人が恋仲になるような芝居が観てみたいな〜と思っていたら、その前に菊之助君が座り…。何とも美味し〜いスリーショット(撮ってませんけど)。
終始、ベテラン勢の上手い(面白い)お芝居に、お約束のような流行のネタ(おっぱ〜ぴ〜、どんだけぇ〜)、菊五郎の台詞とちりと、会場からも笑いが。とても暖かい気持ちになる初春芝居でした。