エル・アルコン―鷹―/レビュー・オルキス―蘭の星―

「エル・アルコン―鷹―」
原作も、青池保子さんも知らない。でも、とっても楽しめた。ここまでのコスチューム物は宝塚でしか上演できないだろう。ストーリー展開ははやいが、それでも分からなくなるほどではないし、それぞれのキャラクター設定もできていた。スーツものも格好良いが、宝塚ではこういった作品を観たいものだ。
この公演で退団となる南海まり。入団当時から、元月組麻乃佳世さんに似ているお顔…と、ずっと気になっていた。役付きも良いし、トップ娘役になる?と期待もしたが、残念ながら退団となってしまった。これからは、芸能界に進むのだろうか?
そして、もう一人、綺華れい。彼女を認識したのは「ヴィンターガルテン」。移民の男の子(大人だったか?)の役で、芝居でも、ダンスでも目を惹いた。もう少し、いや、かなり身長が高ければ、美しいトップスターになっただろうに。

「レビュー・オルキス―蘭の星―」
振付には、世界三大オペラ劇場の一つである、アルゼンチンのコロン劇場バレエ団の芸術監督を務めるオスカル・アライス氏を招聘。彼の独特な振りなのか?宝塚では珍しい新鮮な振付で、目が離せなかった。レビューというより、ショーのようで、笑いもあり、緩急あってとにかく退屈しないレビューだった。


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