『Paradise Prince(パラダイス プリンス)』『ダンシング・フォー・ユー』

1階21列で観劇。この公演まではここはA席。次回の作品からは1階全てS席となる。この21列。前に通路があって、足を伸ばせるし、前の人が被らなくて良く見えて、とってもおいしい席だった。
『Paradise Prince』
宙組主演男役の大和悠河。大劇場作品3作目にして初の主役のオリジナル作品となった。彼女らしい、彼女にしか演じられない、彼女の実力に見合った役になっている。
相手役、主演娘役の陽月華。骨折から復活して、その後遺症も感じさせない動き。そして、こちらも、彼女らしい、彼女しか演じられない、彼女の実力に見合った役である。
そう、つまり、他の組では絶対に演じられない役なのである。役不足になってしまうから。芝居が下手でも、歌えなくても、それでもできあがった作品なのである。
脇の配役、特に専科の二人(一樹千尋、美穂圭子)、そのエピソードが絡まなかったら、全く実のない作品であっただろう。
ご贔屓の七帆ひかる。陽月演じるキャサリンの友人役である。もう10年目なのにこんな若い役が…。
大和が主演で居続ける限り、芝居のタッチは変わらないのだろう。大人の雰囲気を楽しむことはできないだろう。無論、それを望んでもいないが。そろそろ退団の話は出ていないのだろうか?下級生の頃から抜擢続きで露出の多いからもう飽きてしまった。全く進歩もない。
『ダンシング・フォー・ユー』
ショーは楽しい!宝塚のショーはこうでなくっちゃ。オーソドックスなショーが一番好き。
全体的に初心者のお子ちゃまにはお勧めできる公演。


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