ニュー・ブレイン

初日観劇!劇団四季退団後初のミュージカル出演になる石丸幹二。そして、あっちこっちで活躍してる樹里咲穂。この2人の共演ということで、楽しみに観劇。出演者が少なく、ストーリーもセットも、そして音楽もシンプル。キャストの実力が伴わないとつまらない作品になっただろう。最近は難しい音楽が多い中、久しぶりに、観劇後に口ずさめるような耳馴染みの良い音楽に包まれた。

石丸幹二(ゴードン・シュイン)
出て来てびっくり!あれ?太った?無精髭?劇団四季時代のイメージが崩れ去り…。すっかりおじさんになってます。声はいつもの幹ちゃんの声。穏やかでそれでいて力強くもあり。とにかくミュージカル復活!をお祝いしたい気持ちででいっぱいに。アンコールではお客さんが「石丸さんお帰りなさい」という幕まで準備。彼が板の上で歌っている姿を再び見られるとは…。ラストに歌ってくれた♪Hert and Music♪が頭をぐるぐる回って、帰りもずっと口ずさんでました。

マルシア(リサ / ホームレスの女)
こういう役がなぜかあってしまう彼女。パワフルな歌声、お客様いじり…。この初日で一番緊張してなかったのが彼女じゃないかな?一人落ち着いて見えた。

畠中洋(ロジャー)
音楽座ミュージカル以外で、こんなに活躍してる彼は久しぶり。ゲイでゴードンの恋人役。こういった役は初めてじゃないでしょうか?真面目な印象があるんで。シルエットだけのシャワーシーンの肢体の美しいこと。43歳!すごい!

パパイヤ鈴木(リチャード)
一人異次元にいる雰囲気。暑苦しいその身体にピッタリなゲイのナース役。楽しませていただきました。ただ、あんまり歌声が聴けなかったような…。

樹里咲穂(ローダ)
やっぱり樹里ちゃんはすごい!トップにならずに退団して一番活躍してる女優さんだと思う。それはやっぱり実力なんだな、と。腹話術のシーンなんてもう抱腹絶倒だ。

初風諄(ミミ・シュイン)
何か一人おばあさんがいる…。もちろんゴードンのお母様だから実年齢でもおかしくないのだけど。歩き方、立ち姿、そして歌声、とどれも年寄りくさくて、転ばないか?間違えないか?心配してしまう。もう少し動きの軽やかなママさんで演じて欲しい役なのにな。

本間ひとし(ミスター・バンジー
久しぶりにお姿拝見。音楽座時代は畠中さんとも一緒に出てましたよね。東宝ミュージカルにも出てましたっけ。なぜかタップのある役で「(双子の弟)憲と間違えてオファーが来たんじゃないか?」なんてお話してたのを思い出します。あれは何の公演だったか…?カエルの着ぐるみが似合うこと。もっと弾けて演じたら面白いのに。

友石竜也(医師)
田村雄一(牧師)
中村桃花(ナンシー)
今回はアンサンブルと呼ぶには申し訳ないほどの活躍ぶり。特に中村さんは「レント」のちらしが印象的で覚えていましたが、本当に芸達者。


人気ブログランキングへ