春のめざめ

初日!トニー賞でのパフォーマンスを観てから、こんなにはやく翻訳公演が観られるなんて感激!ロビーも関係者でにぎわっていた。中に、初日にキャスティングされなかったキャストの姿も。彼らは1階席の下手後方でご観劇。今作品では、製作日誌が頻繁に更新されていたので、初日に向けて、作品に対する期待が大きくなっていた。ただ、キャストは全然認知できない方ばかりで、キャストでは楽しめないのは分っていた。中に、唯一見知っている浦壁多恵さんの名前を見つけたときは、初日にキャスティングされることを願っていたが、それは叶わず、そのかわり、そのお姿はロビーで拝見することに。四季に入団するのか?それともレパートリーキャストのままか?舞台は幕なしで、セットもそのまま。セットの中には製作日誌で見かけたものがあちらこちらに。

ストーリーは、19世紀のドイツが舞台で、性にめざめた子供たちとそれを抑制する大人たちの対比で描かれる。性にオープンではない時代、結局、モリッツとベンドラは死んでしまう。無知であること、若さゆえの好奇心は恐ろしい。メルヒオールが諸悪の根源だが、彼みたいに物知りで、大人びてて、大人に反抗できる子に、女の子は惹かれるものだ。ラストにメルヒオールが自殺をしなかったのは救いだ。

気になったキャストについて…

ベンドラ@林香純
何でこんなにスタイルも顔も悪い子がキャスティングされちゃう?そこが劇団四季なのか?表情が一瞬子供っぽいけど、全体的に子供ではないし、特に体つき…。ミュージックビデオの女の子のほうが良かったなぁ。

メルヒオール@柿澤勇人
ストーリーにあった男の子だ。彼になら皆が惚れてしまう説得力がある。ただ、製作発表やミュージックビデオのときの髪型ではまったく惹かれなかった。ヘアースタイルや衣装って大切だな。

モリッツ@三雲肇
劇団四季は舌たらずな台詞回しの役者が多いが、彼もだった。酷いよ〜!緊迫したシーンが台無しに。演技として流そうとしたのか困ったちゃんな表情に変わってしまったのが非常に残念。歌ってるときは魅力的な声なんだけど。

オルグ@白瀬英典
彼のヘアースタイル。ブロードウェイ版と一緒の髪型。彼も林同様、子供には見えないのだが、それが気にならない役だった。あの体型であのジャンプは頑張ってる〜!

この公演は、舞台上の左右に設けられた「ステージ・シート」があり、服装の規定もあったはずだが、非常に目立つストライプのシャツだったり、薄めの色の服を着られている人がいて気になった。その「ステージ・シート」にキャストやアンサンブルも混じるわけで、必ず、そこに目が行くわけで。ちぐはぐな格好の人がいると集中できない。観ているときの姿勢とか、視線とか、気を付けてもらいたい。絶対に、舞台下の通常の客席から観てる客とは目が合うことがないように!


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