オペラ・ド・マランドロ

分りやすかったぁ…。東宝「ベガーズ・オペラ」は作品自体が苦手だったんで心配してましたが、今回はなんて楽しめるのでしょう。やっぱりヨシ君が格好良い役なのが一番の楽しみどころでしょうか。東宝版の内野さんがそうであったように、今回の別所さんもこの役では歌唱力が全く気にならず。杜けあきさんの怪演(池袋で流行ってる鬘含めて)、マルシアの想像通りのラテンの雰囲気、ダンサーの扱い方含めてキャスト全員がそれぞれ魅力的な存在になってます。まとまってる舞台になってました。…なので、フィナーレのサンバのコスチュームのお姉ちゃんたちは要らないんじゃないかな?と。この「まとまってる」印象になる理由の一つ、劇中劇のこの作品、セットの横でスタンバイする役者が気にならないのです。これは良い意味なのかは分りませんが、気にならないことでセンター芝居に集中できました。常に大勢のキャストが舞台上をうろうろしているよりか、スッキリしています。


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