Tanz der Vampire

ホテルから劇場までは5分ほどでしょうか。帰りもリンク通りに出て、ヨハン・シュトラウスの像など見ながら歩いて帰りました。それにしても劇場の雰囲気が素晴らしい。本当にヴァンパイアが現れそうな…。

プログラムを売る女性もヴァンパイアの扮装。民族衣装風なジャケットを着たおじさま。このジャケットはかなり頻繁に見かけました。現地のおじさまの必須アイテム!?

お席は4列目上手ブロック(でもセンター寄りの通路側)。今夜のキャストは全員ファーストキャスト。狙って土曜の夜にして正解!
プログラムには過去の舞台写真が。初演の写真とポーランド、そして日本の。日本はこの2人…。他の2枚はクロロックとサラなのに…。なぜでしょうか?

演出はほぼ日本と一緒。キャストの客席降りも頻繁で、クロロック以外はほとんど上手通路も走り抜け…。舞台幅が狭いので、シャガールさんの宿屋が2階建てに。違いで残念なのはクロロックの♪抑えがたい欲望(Die unstillbare Gier)のシーンでの伯爵の化身のダンスがないこと!ここは歌に集中せい!ってことでしょうか?また、東宝版でのイベントで「私はいつ噛まれたのか?」と悩んでいると話していたレベッカ役の阿知波悟美さん。ウィーン版のラストではレベッカは牙を付けてのダンスシーンはありませんでした。つまり、ウィーン版では噛まれてない設定のようです。
続いてキャストについて…
クロロック伯爵@Thomas Borchert
メイクがヴァンパイア風。本物のヴァンパイアを知らないけれど…。でも、動きとか発声の仕方とか普通で人間ぽい。山祐のほうがヴァンパイアらしい。でも、10周年記念のCDとおんなじ声だ!というだけで感動が…。
アブロンシウス教授@Gernot Kranner
初演からのキャストらしい。が、可もなく不可もなく…。素のお姿のほうが印象的。この役はあの早口さえクリアできれば誰でも良かったりして!?
ルフレート@Lukas Perman
浦井君よりも、泉見君よりも、もっともっと情けない男の子。若く見えるよなぁ…。ま、浦井君も28歳、泉見君なんて37歳だものね…。この役は続けるのかな?三白眼になって歌う癖(意識しているのかな?)も健在で。こんなに前で観てるんだからこっちも見て〜!
サラ@Marjan Shaki
可愛すぎます!仕草とかきょとんとした表情とか女の子っぽい!ヴァンパイアになってからの日本ではそれほどではない豹変ぶりが凄い!アルフレートを噛みまくり、睨み付けるような目。恐ろしい…。
ヘルベルト@Marc Liebisch
プログラムのお写真からは想像できないヘルベルトでした。線が細くてか弱い印象。ダンスもないので、これは圭吾君だけのことなのでしょうか?
他にはダンスがアクロバットのようでヒヤヒヤドキドキ、怖いくらい。特にサラの化身は投げられっぱなし。どのダンスシーンもハイスピードの映像を見ているようで、目が追いつきません。若干、睡眠不足の影響もありましょうが…。
ようやくウィーン版のTanz der Vampireを観ることができました。劇場の雰囲気だけでもうすっかりヴァンパイアの世界に引き込まれました。Lukas君が出演してくれてて本当に良かった。ウィーンまで来た甲斐がありました。次は大阪でお会いしましょう!


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