Garantido(ガランチード)−生きた証−

謝先生の世界だった。肉体派な舞台。劇団の団員が、劇中劇で戦後のブラジル移民を演じる。
音楽を林アキラさんが作っているのは彼のブログで知っていたが、まさか生演奏で彼がエレクトーンを弾いているとは…。役者さんが裏方に…。何て豪華…。次の謝先生の作品でも彼が音楽を担当。今まで何か繋がりがあったのだろうか?とても耳馴染みの良い曲が揃っていたが、記憶に残るような印象的な音楽がなかった。
豪華といえば客席も豪華。藤岡正明、原田優一、藤咲みどり、そして湖月わたる、荻田先生…。他にも舞台人風な方がちらほら。
舞台は終始暗かった。仕事帰りにちょっと飲んでからの観劇にはお休みタイムのような…。
坂元健児はいつものように歌が強い。強過ぎる。他の一部のキャストと歌うにはちょっと…。
岸祐二が良い役をもらっていた。劇中劇で屈折した男の役で、ストーリーのキーになる。演じ甲斐があるだろう。
伊礼彼方の成長ぶりに驚いた。歌が上手くなっている。以前のブログにも書いたが、『エリザベート』のルドルフは彼のキーに合っていないだけだったのかも知れないが…。


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