ジョアンナ

以下に公式サイトのあらすじをコピペ。どうして女とばれないのかが不思議ですが、そこは舞台。素直に観なくては。ヤンさんには扮装しているときはもっと男っぽく演じて欲しかったですね。それを期待してファンは行くのですから。
【あらすじ】
9世紀、イタリア。
キリスト教の聖地バチカン。ローマはイタリア中の神学者がつどい集まる9世紀における世界最高の知恵の宝庫でもあった。最近、そのバチカン枢機卿アルフォンソが気に入ってローマに連れてきたという、神学者ジョバンニが住み着いていた。まだ若く、しかも目もさめるような美青年。驚くほどの教養があり、他の神学者たちの多くの質問にいとも簡単に回答すると噂され、若い聖職者や、青年貴族、学者が枢機卿の家を訪ねるようになっていた。
ジョバンニが出現するまでは枢機卿の信頼を一心に受けていたロドリゴは、この新しいライバルの出現が気に入らない。「あの若造はいったいどこの教会で修行していたんだ?」と、いきなり現れたジョバンニの素性を疑っていた。
貴族たちの支援がなければ神学者たちは贅沢な研究や生活は出来なかった。シエナの貴族、レオナルド・アルバ公爵はローマ教皇の最大のパトロンのひとり。アルバ公爵の寵愛を受ければ、かねてよりバチカンで計画されていた聖ペテロの生涯の研究を本にまとめる責任者の地位が手に入る。それは多くの神学者の憧れでもあった。
この地位をめぐって、ジョバンニとロドリゴが、枢機卿や公爵の前で質疑応答の形式で試されることになる。ジョバンニの人気に辟易としていたロドリゴも、どうやって、ジョバンニを陥れるか策略が張り巡らす。
ジョバンニもこの事実には興奮するが、自分の抱えている大変な秘密が世に出てしまうのではないかと恐れていた。というのも、実は女だったのだ。本名はジョアンナといい、両親と不幸な別離をし、少女時代を苦労して過ごす。ひとりで生きていくために修道院の門をたたき、そこで父と同じように本の修復をしていたのだが、あるとき知り合った若い神父アランと恋仲になり、駆け落ちをしたのだった。
2人で逃げる最中に考えたのが男装である。当時は聖職者であれば、教会にさえ飛び込めば、わずかばかりでも食事が手に入り、一夜の雨風がしのげたので、仕方なく男の振りをするようになったのだ。この事実を決して知られてはならない---
もしもバレたら神を冒涜した罪で追放は間逃れない。いや、それどころか運が悪ければ審問にかけられ、悪魔と契約したという疑いで死刑を宣告される可能性もある。
女でありながらバチカンの出世の階段を駆け上がっていくジョアンナ。彼女の生涯はとてつもない数奇な運命に持て遊ばれていく。



人気ブログランキングへ