「ベルサイユのばら」全国ツアー立川公演

ペガサスが持って来られないことだけではなく、おそらく地方の人にも分かり易くするためであろう脚本の直し(…別の作品という印象も)が多々ありました。芝居の場面が多くなり、さらに、暗転の繰り返しが多くなっていて…。アンドレに関しては、二幕でオスカルを毒殺しようとする件と、一幕でロザリーに愛について語ってるところで、言ってることが違うよ〜!とも思えるシーンが増えていたりして。それでも、ロザリーのオスカルへの愛は、大劇場と同じで原作よりも誇張されたままで…。原作の池田先生は植田先生の脚本に一切関知していないのだろうか?漫画が好きなので、原作との違いにかなり違和感があります。何だか、しっくり来ない全国ツアーでありました。いつか、原作通りの「ベルサイユのばら」を観てみたいものです。

この立川の劇場は客の出入口と、楽屋口がほぼ隣にあって、私が2階席からゆっくり降りてきたら、そのすぐ後にジェンヌが目深に帽子をかぶって出てきたそう。その楽屋口からバスまでのほんの数メートルの間に出待ちのファンの列が…。舞台化粧だけ落としてすぐに出発するのですね。まさか落としてないとか?