ミス・サイゴン
クリス＠照井裕隆、エレン＠RiRiKA、この二人のキャストだけでこの日のチケットをゲット。
照井君…。音楽座時代（当時は照井悠也）から彼は観ていたが、こんな大役は初めて。なぜに彼がプリンシパルに！その疑問をこの目で確かめたくて彼の日を選んだ。低音が不安定ではあるが、優しくて綺麗な声をしている。ホテルのシーンでのエレンとのデュエットは他のクリスに比べても一番上手いと思った。が、やっぱりビジュアルが弱い。このクリス以外では東宝ミュージカルでのプリンシパルはできないだろう…。
RiRiKAは元宝塚花組の娘役。お顔はちょっと…でも歌手としては抜擢されることが多かった。中でも花組「ファントム」のベラドーヴァが印象的。何て透明感のある声をしているのだろう…と。今回のエレンでも難曲を美しい声で歌い上げていた。エレンでは彼女がベストキャスト。ただし、目をつぶっていれば…。彼女の芝居は悪くはないと思うが、動きがどうも…、宝塚的。手を胸に当てるときに、指がまっすぐに伸びていたり、キムに攻められたときの、大袈裟な後退り、など。そして、化粧が下手。宝塚のときのメークはしっかり、くっきり、はっきり、だったけど、この薄いメークでは目がちっちゃっくって。頑張れ！固辞しろプリンシパルの座！
ほか、エンジニア＠筧、キム＠新妻、ジョン＠岸。
筧は歌も踊りも酷いが、頑張ってて憎めない奴。2004年の頃よりかは落ち着いていて成長があったよう。
今日の観劇が「ミス・サイゴン」MY楽に…。前回の再演ほど熱くなれず…。ストーリーに、役柄に、感情移入できないんだな。
