ミュージカル・ロマン『ラスト プレイ』−祈りのように−/ファンタスティック・ショー『Heat on Beat!(ヒート オン ビート)』

『ラスト プレイ』
ストーリーとしては正塚先生らしく、バウ劇場で上演すれば!…な作品でした。男同士の関係が色々と出て来ます。女性との絡みは幼馴染と友人の恋人、もう1人挙げても看護師の設定だけ。相手役がいないからこんなものなのでしょうか?娘役あっての男役…だと思う宝塚歌劇ではあるべき姿ではないと感じました。男役だけで芝居を作るなら、宝塚でなくても良いではないか?まぁ、寝なかったので、それなりにストーリーには引き込まれてはいたようですけれど。ラスト、1人で去っていくあたりがさよなら公演なのでしょうか。相手役を決めて欲しかった。相手役がいなくて退団した麻実れいでも、さよなら公演では一路真輝という芝居上での相手役はいたのに…。
『Heat on Beat!』
NOW ON STAGE を見てかなり期待していた。こういうときは大体期待外れが多いのだが、やっぱり…だった。場面によって設定が異なり色々と楽しめる…という意味は分るが、それぞれが群舞ばかりでつまらない。瀬奈自身がさよなら公演だから皆と踊りたい…とでも言ったのか?1人で歌い踊るのはさよならショーだけで十分…とでも思ったか?
プロローグと黒燕尾のシーン。衣装が安っぽい。おそらく黒燕尾のシーンは大浦みずきと同様、スパンを付けたお衣装にしなかったのであろう。その意味は分るが、彼女ほどダンスにオーラがない瀬奈と、退屈な振付では、安っぽく見えてしまうだけであった。このショーでは、お隣の女性が終始眠り続けていたのも頷けた。私もウトウトしてしまった…。


人気ブログランキングへ