ミュージカル ウーマン・イン・ホワイト

初演のブログで、再演では神田沙也加と山本カナコがボイトレに励んで出演してくれることを望む…と書いたが、この2人が降板した。というより、メインキャストはほぼ全取替えとなったが。そのため、岡さんと秋園さんの2人の共演を観る初機会を得たのだ。客席には七帆ひかるの姿もあり、私の大好きな役者が揃ったのも嬉しかった。
初日公演のせいか、笹本玲奈が初演よりも歌えていない。声が出ていないのだ。ただ、彼女が歌えないレベルは、普通のレベルではあるので問題はない。
神田沙也加に変わってローラは大和田美帆。初見でした。神田よりは歌えることに期待したが、それにはまぁ満足であった。が、可愛くないのだ。歌っているときの表情が怖すぎる。やっぱり神田は可愛いのかも。彼女が初演のオーディションに落ちているのはそこなのか!?
山本カナコに変わって白いドレスの女、アン・キャスリックは和音美桜。やっぱり歌えて、若くないとね。この役はローラと姉妹、似ている…っていう設定だものね。山本には無理がありましたわ。
ウォルターは別所哲也に変わって田代万里夫。歌は別所より断然良いです。芝居も。ただ弱点発見。低音が出ません。岡さんみたいです。オペラのテノール歌手ですからバリトン・バス域は勉強してなかったのかな。
そして、岡幸二郎。まさか上條恒彦の役を演じるとは。キャストが一新、若返ってたとはいえ…。芝居がいつも通りですから、他のキャストからは浮いてますが、異質な雰囲気のあるイタリア人ですからちょうど良いのかも。一度出とちりしたかな?
このメインキャストの変更によって、3重奏が聴き応えのあるものに。マリアンとローラとアンの、マリアンとローラとウォルターの…。ただ、ビブラートが重なってしまうとちょっと耳障りなこともあるけれど…。

パーシバル卿は石川禅からパク・トンハ氏に。笑いながら(彼の元々の顔?)悪いことをする禅ちゃんに対して、トンハ氏はかなり緊張した面持ちで策略してます。酒が入ってギャンブルしているときは別人のよう。狂気なシーンはまるで駄々っ子のよう。役作りが大分違うようです。
そして、アンサンブルにはそんちゃん。その他大勢の中、赤ちゃんを抱いてる女性と看護師の役が付いてます。看護師役では台詞も。冷たく凛とした姿で立ってる姿が印象に残りました。


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