ノーマ・ジーンとマリリン・モンロー

最近大活躍の剣幸さん。1997年と翌年に上演したときは彼女の一人舞台。今回は6人のキャストを加えての上演。マリリンの少女時代から死ぬまでを、その時々に絡んだ人間を6人のキャストが役替りで演じている。デビュー前にすでに結婚していたこと、孤児ではなくて、母親はいたが精神病で入院をしていたことは知らなかった。精神病だった母親の血がマリリンにも流れていたのでしょうか…。
剣さんのマリリンはビジュアル的には…ですが、そこは演技でマリリンに見せてしまう。マリリン・モンローの役を日本人が、それもグラマーではない剣が演じることにそもそも無理があります。歌の上手い剣ですから、何曲も歌います。それもマリリンの出演映画の曲だけでなく、宝塚時代の代表曲も。ミー&マイ・ガールのビルはやはり彼女が一番です。
6人のキャストは皆さん知らない方でした。脚本は「東京深夜舞台」の一雫ライオン。その演劇ユニット「東京深夜舞台」の増田修一郎さん、西沢仁太さん、渡邊紘平さん。堂ノ脇恭子さん、俳優座所属の川井康弘さん、そしてKAZOOさん。何だか6人の芝居は演出なのか何なのか中途半端。稽古不足?剣さんの熱演が冷めてしまうことも。


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