NEVER SAY GOODBYE

東宝公演をようやく観ることができました。大劇場との変更点がいくつかありました。もちろん、ご贔屓の生徒さんのことしか分かりませんけれど…。
第2幕、第1場のプロローグ。ペギー@花總とエンリケ@凪七のシーンの出が上手袖から下手からの銀橋に変更。
第2幕、第5場のPSUCに拠点の放送室。キャサリン@花總の衣装。これは大劇場版と東宝版の前半、そして、現在のものと、3着目のお衣装です。大劇場から東宝になったときの変更理由はデザイナーさんの希望、東宝版2着目の変更理由は東宝版1着目の衣装の素材の扱いにくさだそう。(花總東宝お茶会での話)
そして、2幕第13場フィナーレBが追加。「踊る男」悠未、十輝、七帆の場面が入ったのですが、この3人は芝居のココナッツ・ボーイである。同じ曲を使うなら、歌ってくれたら良かったのになぁ。(七帆東宝お茶会での話。歌えないので表現が難しい、と。)
この題材を、二人のさよならに選んだ理由は分からないが、前宙組トップの姿月の退団公演「砂漠の黒薔薇」よりかは良い作品だったかな、と。史実に基づいた知っている歴史でもあったし…。怪我のために踊れない和央のためには偶然にも良かったが、やはり二人のショーを、ダンスを、もっともっと観ておきたかった。今、手元には宙組のチケットは一枚も残っていない。今日が私が観る最後の和央と花總の舞台姿になったかも?これだけ長くトップではあったけれど、まだまだ観ていたい、という気持ちが。それに、次期宙組が、今の宙組とは全く違ったカラーになってしまいそうで…。宙組発足、その前の香港公演も応援した私にとっては、和央、湖月、花總、そして、朝海の退団で、宙組が消滅するような感覚である。
今日の公演のハプニング。ココナッツボーイの悠未のマイクスタンドのマイクの部分(タイヤホイールのような)が、階段を下りた拍子に外れて、七帆の足元に転がった。それを、七帆は拾って、マイクスタンドと共に、大海に渡し、大海はしばらくマイクを持ったままココナッツガールの振りを踊っていた。ちょっと困った大海のお顔が可愛かった。その後は、人伝手に下手袖に捌けていった。拾うためにしゃがんだため、七帆が怪力で壊したと他の生徒には思われていたそう。(七帆お茶会での話)
随分と前の作品だが、96年の「虹のナターシャ」。いつか続編があると信じてた。残念ながら続・蘭子ナターシャ@花總は観られなかった…。