宝塚

ミュージカル『カサブランカ』

期待はしていなかったが、やはり映画とは違った。大空祐飛はハンフリー・ボガードにはなれなかった。さらに野々すみ花はイングリッド・バーグマンの足元にも及ばなかった。この2人のキャストでは無理がありすぎたのだ。さらにはその他大勢の役者が使い切れて…

ミュージカル・ロマン『ラスト プレイ』−祈りのように−/ファンタスティック・ショー『Heat on Beat!(ヒート オン ビート)』

『ラスト プレイ』 ストーリーとしては正塚先生らしく、バウ劇場で上演すれば!…な作品でした。男同士の関係が色々と出て来ます。女性との絡みは幼馴染と友人の恋人、もう1人挙げても看護師の設定だけ。相手役がいないからこんなものなのでしょうか?娘役あ…

バウ人情噺『雪景色』

笑って、泣いて、感動して…。とても楽しめました。客入りが悪いのが残念でした。夜公演が少ないことと、千秋楽が平日であることも原因かと。この日、まだ千秋楽のチケットが残っていました。またチケット代も高いです。この何番手かも分らないような立場の生…

宝塚ミュージカル・プレイ『コインブラ物語』

ポルトガルでは誰もが知っている物語「ペドロとイネスの悲劇」を宝塚版に新たに作られた作品。 ポルトガルの王子ペドロ(轟悠)とポルトガル王家の女官イネス(蒼乃夕妃)、ペドロが政略結婚させられる隣国のコンスタンサ姫(優香りこ)と姫の近衛隊長ビメン…

宝塚ロマン『外伝 ベルサイユのばら −アンドレ編−』/スパークリング・ショー『EXCITER!!』

『外伝 ベルサイユのばら −アンドレ編−』 外伝シリーズを初めて観たのがだ、「何なんだこれは!?」というのが第一印象。アンドレ編なら、トップ娘役はロザリーかディアンヌで良いではないか!マリーズの設定(政情不安定な時代に、思い続けた人を追ってパリ…

スクリューボール・コメディ『ロシアン・ブルー』−魔女への鉄槌−/ラテン・ロマンチカ『RIO DE BRAVO!!(リオ デ ブラボー)』

『ロシアン・ブルー』 スクリューボール・コメディ…って何かの公演でも謳っていたけど、宝塚では難しいのだわ。スピーディーな展開ができないし、まして、トップさんに朗々と歌う場面も作らないといけないわけで…。ぶちっ!ぶちっ!と芝居が途切れてしまうの…

バウ・ロマン『逆転裁判2』−蘇る真実、再び・・・−

初演のほうが良かった…。もちろん、七帆ひかるが出演していないせいもあるのかも?でも、悠未ひろは好きな生徒さんだし、マイルズ・エッジワース役もビジュアルでは悪くないんだけどね。何だか長ったらしい台詞が多くなって、あのゲーム感覚のスピード感がな…

幻想歌舞劇『太王四神記 Ver.II』−新たなる王の旅立ち−

柚希礼音、凰稀かなめ、夢咲ねね…。ビジュアル系な組になりました。特に凰稀と夢咲はスタイルが良いですねぇ。コスチューム物が楽しみな組になりました。ダンスの柚希なのに、ショーがないのはもったいない。次作に期待です。再演「太王四神記」は、前回とは…

エリザベート

ソワレ公演を観劇。2列目センター上手側に舞風りら、その後ろ、3列目に牧瀬里穂、4列目に大沢あかね。何とも豪華な客席でした。3列目の下手には松あきらも!伊礼彼方も来ていたそうですが、残念!分りませんでした。2幕頭のルキーニのカメラには、恥ず…

「薔薇に降る雨」「Amour それは…」千秋楽

TOHOシネマズ六本木のライブ中継に。映像はときどき瞬間途切れたりしてましたが、アップも引きも概ね良好でした。ただ、客席は拍手もなくシーンとしていたのが残念。組長が読む「七帆ひかるからの最後の手紙」で、好きだった役にバウの「アンダースタディー…

ミュージカル・ロマン『薔薇に降る雨』/ロマンチック・レビュー『Amour それは・・・』

『薔薇に降る雨』 芝居はどう頑張ってもつまらない。後方で小芝居してる下級生を観るのも楽しめず…。はやく終わらないかなぁ…と思っていたらどうやら寝ていたみたい。う〜ん、これをさよなら公演に持って来られて、大和ファンは可哀想に…。 『Amour それは・・…

宝塚歌劇95周年記念・「歌劇」通巻1000号記念スペシャル『百年への道』

TOHOシネマズ六本木ヒルズでのライブ中継に行って来ました。一番後ろの席だったのですが、アップ映像が多かったんで、見やすかったぁ。上映中はビールとポップコーンを片手に。こんな宝塚体験は初めて!一幕 現役ジェンヌから始まります。トップ5人と轟悠が…

ミュージカル・ロマン『薔薇に降る雨』/ロマンチック・レビュー『Amour それは・・・』

『薔薇に降る雨』 脚本、演出に関しての感想は2008年10月16日と同じ。もう正塚先生に大劇場作品は作らせないで〜!正塚先生は新しい役者を開拓したくないのか?いっつも寿つかさと十輝いりすの役付きが良い印象。せっかくのトップコンビ揃っての退団公演なの…

オグリ! 〜小栗判官物語より〜

「子どもが観て楽しめる作品」を狙って木村先生は作ったようだが、どうだったのか?何しろ、語り部@藤京子の台詞が聞き取れないのだ。彼女の台詞でどんどん時代や時間が進んでしまうのだが、何て言った?と考えさせられることがしばしば。滑舌の悪い彼女に…

舞踊パフォーマンス『風の錦絵』/宝塚アドベンチャー・ロマン『ZORRO 仮面のメサイア』

『風の錦絵』 開幕前からまるで芝居小屋のようなセットに、今までの日本もののショーとは違うのだな、石田昌也先生はまた何かやるのだな!?と期待半分不安半分で幕が開く。なぜ退団する白羽ゆりが、プロローグからおかっぴきで銀橋を通るわけ?本人もファン…

Musical『My dear New Orleans(マイ ディア ニューオリンズ)』−愛する我が街−/レビュー・ファンタスティーク『ア ビヤント』

トップ(主演)コンビ、安蘭けいと遠野あすかの退団公演。芝居もショーも『さよなら』を意識させる内容に。 『My dear New Orleans』 副題の『愛するわが街』…これはもちろんニュー・オリンズのことなのだが、それが宝塚であるような…。ただ、芝居のストーリ…

『SAUDADE(サウダージ)』−Jにまつわる幾つかの所以−

東京ではたったの3日間5公演。チケット難になるかと思ったが、瀬奈じゅんの人気もこれまでか!?それとも劇場がいつもと違うせいか?掲示板には半額のチケットが多数投稿。ということで、私も行って来ました。 芝居、歌、ダンスの中で特に秀でたものがない…

『逆転裁判』−蘇る真実−

人気のゲームソフト「逆転裁判」を題材にした話題作で、アメリカを舞台に熱血弁護士が難事件を解決していく物語。…と公式より。それほど難事件ではありませんでしたけど。全くゲームを知らなかったので、キャラクター作りがどうなのかなど分りませんけど、蘭…

幻想歌舞劇『太王四神記』−チュシンの星のもとに− 〜韓国ドラマ「太王四神記」より〜

良かった!ドラマは見てなかったら理解できるか?と心配だったが、観劇前の人物相関図とストーリーのチェックのみで十分楽しめました。長いドラマをほぼ凝縮しているらしいが、分かりやすくまとめてある。役付きも多く、下級生まで役があるのは下級生ファン…

源氏物語千年紀頌『夢の浮橋』/ファナティック・ショー『Apasionado!!』

『夢の浮橋』 ちゃんとお芝居の予習もしていったけど、つまらなかった…。 一番の原因は、芝居は出来ず、歌も歌えない、羽桜しずくのせいだ!もし調子が悪かったのなら降板する勇気を持て!この公演1回しか観ない客もたくさんいるのだ。あんな酷いものを見せ…

忘れ雪

原作を知らないので本と脚本の違いは分かりませんが、とにかく本が悪いです。悪過ぎます。『ピュア』を前面に出してるみたいだけど、それはどこ?暴力シーンは長いし、犬の虐待まで!主演のキャストが中途半端で、上手く描けていない。ま、そもそもの児玉明…

宙組主演娘役 陽月華 退団

大和悠河の退団発表後、待ち続けた陽月華の退団発表。これで宙組公演も思う存分楽しめる!あの歌だけは、一人でこっそり、それも耐えられる回数しか観ることができなかった…。次のトップコンビは少なくとも歌えること!これだけで十分ですから、歌劇団の皆様…

宝塚歌劇団人事異動

①1週間前の今日、月組「エリザベート」公演のタイトルロール、エリザベート役発表!想像だにしなかった宙組の凪七瑠海。この発表で時の人となった彼女。彼女の家族のことまで話題はすすみ…。やっぱり、コネがないと宝塚で良い役はもらえないのね。 ②20日には…

カラマーゾフの兄弟 

ロシアの文豪ドストエフスキーの最高傑作「カラマーゾフの兄弟」を舞台化。と銘打ってますが、原作を知りません。所ジョージさんの「あらすじで読む、世界名作劇場」というTV番組で、ケンドーコバヤシさんが「カラマーゾフの兄弟」を紹介していた。それだ…

退団者…

以下のニュースが入りました。トップの退団時には多くの生徒が退団することが多いですが、今回も。次期トップを支えて欲しい上級生…。新公で主演を演じていた路線の生徒さんまで…。2008/12/23星組 退団者のお知らせ 下記の生徒の退団発表がありましたのでお…

『Paradise Prince(パラダイス プリンス)』『ダンシング・フォー・ユー』

1階21列で観劇。この公演まではここはA席。次回の作品からは1階全てS席となる。この21列。前に通路があって、足を伸ばせるし、前の人が被らなくて良く見えて、とってもおいしい席だった。 『Paradise Prince』 宙組主演男役の大和悠河。大劇場作品3…

『ソロモンの指輪』『マリポーサの花』

『ソロモンの指輪』 ショーが先に、芝居が後に。理由が分からない…。さらにショーは30分の短縮版。理由が分からない…。 そのショーも、ストーリー性があるらしく、同じような雰囲気が続き、いつ盛り上がるのだろう?と思っていたら終わっていた。 『マリポ…

ミュージカル『グレート・ギャツビー』

まず一言、この公演一番の収穫は遼河はるひ。ニック・キャラウェイ役の格好良いこと。「NEVER SAY GOODBYE」のアギラール、「Le Petit Jardin-幸せの庭-」のアラン、そして、このニック。この3役は彼女を代表する作品になるのではないか?大劇場公演、特に月…

THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)

パーシー@安蘭けいさんとマルグリット@遠野あすかちゃんの歌を堪能!芝居の中身は、フランス革命を題材にしていても、そんなに重たくもなく、ラストの展開など薄っぺらな印象もある。これは二人の歌がなければ失敗だっただろう。ショーブラン@柚希礼音の…

宝塚ミュージカル・ロマン『愛と死のアラビア』−高潔なアラブの戦士となったイギリス人−/グラン・ファンタジー『Red Hot Sea』

『愛と死のアラビア』 谷正純先生がまたまたやってしまった。あまりに酷い作品に一度も(拍手の)手も挙げられないほどだった。観劇前にあらすじを読んだ…。 『1807年春、スコットランド高地78連隊の狙撃兵トマス・キースは、オスマン・トルコとの戦いの為、…